ビザ取得からがインド旅行 インド旅行記0日目
突然ですが、インド旅行記(2013年8/4〜11)書きます!!Facebookで書いたものをこちらに移植します。
壮絶なトラブルだらけのインド旅行の体験が
誰かの役にたちますように。感想、コメントなどは、Twitter(nanaicozue)までお願いします!
★★★★★★★
今年の夏休みの目的地はインド!
インドには、呼ばれて行くとよく言うけれど、まさにそんな感じ。
ひらめいたのです。あぁ。インドだと!
しかし、なにはともあれ、
本当に……出発までが大変だった。
「ビザを取るところからインド旅行です」
とはよく言ったモノで(言ってないか……)
私は、本当に大惨事を巻き起こしまくり、危なくインドに行けなくなるところだったんだよ。
インドに行く予定があるかもしれない皆さん、後学のためと思って聞いてやってください。
私は、8/4〜11まで、念願のインド旅行に行く予定を立てていた。
デリー、アグラ(タージマハル)、ベナレス(ガンジス河)をめぐる、寝台電車を駆使した鉄道の旅。航空券、ホテル、鉄道も全部ブッキングしました。あとは旅立つだけ〜。と思ってたの。でも、まあ、一つ大仕事がありました。
インドの渡航にはビザがいる。
私はネットで簡単に取れるものかと思っていた(そこがそもそも間違っていた)。
調べるとなかなかビザを取るのが大変。
まず、すさまじいのです。質問事項が。
最終学歴、宗教、外見の特徴、両親の名前、国籍、おじいちゃん、おばあちゃんがパキスタン人ではないか。
など「なんだこれ」と思うほどの項目があった。
そして、ようやく出発一週間前にビザセンターに行た。3〜4営業日でビザが発行できるということで余裕だと思っていたのだけど……。
なんと私の観光ビザは申請できず!!
なぜなら職業を「writer」と書いたから。
自動的にジャーナリストとみなされて、ジャーナリストビザを取らなければいけないと。
そして、ジャーナリストビザを取った上で、「現地では仕事をしません」という英語の誓約書を作って持ってこいというの。
私は作家であって、ジャーナリストじゃない!!とちゃんと言ったけど全然ダメで(涙)
※ちなみに旦那の観光ビザはすぐ申請できた。
観光ビザと違って、ジャーナリストビザは発行に時間が掛かる。
一週間以上掛かるかもしれない(そうなったらアウト。渡航に間に合わない)。
ビザがいつできるかはわからないと(インド人クオリティーの恐るべし適当さ)。
それでもどうにかビザ申請用紙を作り直して、ギリギリ間に合うかどうか…と祈りながら提出。
すると昨日夕方大使館から電話が掛かってきたのです。
「証明写真の服装が肩を出しているから申請できない」と!!!!!
※ノースリーブでした。
そんな注意事項はホームページ上写真注意項目ののどこにもなく、受付で写真は問題ないとチェックしてもらったのに……。
切れたら逆ギレされる始末…。
「就職の面接に行くような格好で来ないのが悪い」と。
いやいや……旦那はポロシャツだったし……。
向こうは「ホームページの写真の項目の注意事項に書いてある」の一点張りだったんだけど、
はっきり言って、「ノースリーブがダメ」とは、どこにも書いてない。
「裸に見える格好が不可」なだけで。うそをつくんじゃないよ!
私は「今から写真だけ持って行く」と言ったのだけど「時間過ぎてるから絶対に受け取らない」と。
ビザセンター側にも責任があるのに……。
だって、受付は「写真のチェック」も大きな項目の一つなんだし。
というわけで、いろいろな不備が重なってビザが間に合わず、インド旅行があやうくなってきました。
でもね。
外国って交渉の文化なんだよね。
「権利をまっとうしたかったら交渉しろ」
悪く言えば「ごねたもん勝ち」
日本では「これがルールだ」と言われたらおとなしく引き下がるのが常識だけど、
世界では全然それが常識ではないね。
相手も思いっきり自分の権利を押し通そうとしてくる。
こっちも同じじゃないといけないわけだ。
「言わないで泣き寝入りした人」の「権利」なんて誰も守ってくれないとわかったので、私、がんばった。
「8月4日に旅立つから、どうしてもビザが必要」とビザセンターに交渉したのはもちろん、インド大使館に英語で手紙を書いて「いかに私がインドに行きたいか」「だからビザを出してください」とつらつらとかきつらねて渡す。
電話でも交渉した。
その思いが通じたのか、無事に早い段階でビザを作ってもらえました。
ああよかった。
私のビザには「ジャーナリスト」と書かれていて、不本意なようなちょっと嬉しいような(憧れの職業)
ただ、今後もさまざま外国に行くときにこの「ジャーナリスト」という肩書きがネックになってくるようだから、社会主義国や紛争地帯に行くのは制限が掛かってくるかもしれない。参ったな。
ちなみに、インドのスペシャルビザ(ジャーナリストとかビジネスとか)を取るのはあまりにも面倒で時間が掛かるし審査が厳しいから、実際のジャーナリストとかビジネスマンは観光ビザで渡航しているそう。
厳しくしすぎるがゆえにルールを守るべき人が、ルールを破ってしまうというなんたる本末転倒っぷり。
ばか正直なツーリストがジャーナリストと見なされて、渡航を断念せざるを得なくなるのです。考えた方がいいよね。
というわけで、
私は今回どうにか出発できることになったけど、皆さんくれぐれも、準備はお早めに!
ここで皆さんにお伝えしたいこと!
私の周りで多い作家さんのほかに、editar(編集)もジャーナリストにされます。観光ビザは取れません。
もちろん、カメラマンもジャーナリストです。
何がひどいって、印刷屋さん、新聞配達員までジャーナリスト扱いされてしまうんだって!!
職業欄にそれを書いたら最後。
観光ビザより審査が厳しく時間が掛かるジャーナリストビザを強制的に取らされ「仕事しない旨」の誓約書を英語で書かなくてはいけません。
インドを渡航する際はお気を付け下さい!! (写真がノースリーブでもダメよ(涙) 裸に見えなくても!)
というわけで、どうにか無事に旅立つめどが立った!
しかし、こんな苦労は序章にすぎなかったのです……。
想像を超える過酷な旅のはじまりはじまり〜!
〈つづく〉
壮絶なトラブルだらけのインド旅行の体験が
誰かの役にたちますように。感想、コメントなどは、Twitter(nanaicozue)までお願いします!
★★★★★★★
今年の夏休みの目的地はインド!
インドには、呼ばれて行くとよく言うけれど、まさにそんな感じ。
ひらめいたのです。あぁ。インドだと!
しかし、なにはともあれ、
本当に……出発までが大変だった。
「ビザを取るところからインド旅行です」
とはよく言ったモノで(言ってないか……)
私は、本当に大惨事を巻き起こしまくり、危なくインドに行けなくなるところだったんだよ。
インドに行く予定があるかもしれない皆さん、後学のためと思って聞いてやってください。
私は、8/4〜11まで、念願のインド旅行に行く予定を立てていた。
デリー、アグラ(タージマハル)、ベナレス(ガンジス河)をめぐる、寝台電車を駆使した鉄道の旅。航空券、ホテル、鉄道も全部ブッキングしました。あとは旅立つだけ〜。と思ってたの。でも、まあ、一つ大仕事がありました。
インドの渡航にはビザがいる。
私はネットで簡単に取れるものかと思っていた(そこがそもそも間違っていた)。
調べるとなかなかビザを取るのが大変。
まず、すさまじいのです。質問事項が。
最終学歴、宗教、外見の特徴、両親の名前、国籍、おじいちゃん、おばあちゃんがパキスタン人ではないか。
など「なんだこれ」と思うほどの項目があった。
そして、ようやく出発一週間前にビザセンターに行た。3〜4営業日でビザが発行できるということで余裕だと思っていたのだけど……。
なんと私の観光ビザは申請できず!!
なぜなら職業を「writer」と書いたから。
自動的にジャーナリストとみなされて、ジャーナリストビザを取らなければいけないと。
そして、ジャーナリストビザを取った上で、「現地では仕事をしません」という英語の誓約書を作って持ってこいというの。
私は作家であって、ジャーナリストじゃない!!とちゃんと言ったけど全然ダメで(涙)
※ちなみに旦那の観光ビザはすぐ申請できた。
観光ビザと違って、ジャーナリストビザは発行に時間が掛かる。
一週間以上掛かるかもしれない(そうなったらアウト。渡航に間に合わない)。
ビザがいつできるかはわからないと(インド人クオリティーの恐るべし適当さ)。
それでもどうにかビザ申請用紙を作り直して、ギリギリ間に合うかどうか…と祈りながら提出。
すると昨日夕方大使館から電話が掛かってきたのです。
「証明写真の服装が肩を出しているから申請できない」と!!!!!
※ノースリーブでした。
そんな注意事項はホームページ上写真注意項目ののどこにもなく、受付で写真は問題ないとチェックしてもらったのに……。
切れたら逆ギレされる始末…。
「就職の面接に行くような格好で来ないのが悪い」と。
いやいや……旦那はポロシャツだったし……。
向こうは「ホームページの写真の項目の注意事項に書いてある」の一点張りだったんだけど、
はっきり言って、「ノースリーブがダメ」とは、どこにも書いてない。
「裸に見える格好が不可」なだけで。うそをつくんじゃないよ!
私は「今から写真だけ持って行く」と言ったのだけど「時間過ぎてるから絶対に受け取らない」と。
ビザセンター側にも責任があるのに……。
だって、受付は「写真のチェック」も大きな項目の一つなんだし。
というわけで、いろいろな不備が重なってビザが間に合わず、インド旅行があやうくなってきました。
でもね。
外国って交渉の文化なんだよね。
「権利をまっとうしたかったら交渉しろ」
悪く言えば「ごねたもん勝ち」
日本では「これがルールだ」と言われたらおとなしく引き下がるのが常識だけど、
世界では全然それが常識ではないね。
相手も思いっきり自分の権利を押し通そうとしてくる。
こっちも同じじゃないといけないわけだ。
「言わないで泣き寝入りした人」の「権利」なんて誰も守ってくれないとわかったので、私、がんばった。
「8月4日に旅立つから、どうしてもビザが必要」とビザセンターに交渉したのはもちろん、インド大使館に英語で手紙を書いて「いかに私がインドに行きたいか」「だからビザを出してください」とつらつらとかきつらねて渡す。
電話でも交渉した。
その思いが通じたのか、無事に早い段階でビザを作ってもらえました。
ああよかった。
私のビザには「ジャーナリスト」と書かれていて、不本意なようなちょっと嬉しいような(憧れの職業)
ただ、今後もさまざま外国に行くときにこの「ジャーナリスト」という肩書きがネックになってくるようだから、社会主義国や紛争地帯に行くのは制限が掛かってくるかもしれない。参ったな。
ちなみに、インドのスペシャルビザ(ジャーナリストとかビジネスとか)を取るのはあまりにも面倒で時間が掛かるし審査が厳しいから、実際のジャーナリストとかビジネスマンは観光ビザで渡航しているそう。
厳しくしすぎるがゆえにルールを守るべき人が、ルールを破ってしまうというなんたる本末転倒っぷり。
ばか正直なツーリストがジャーナリストと見なされて、渡航を断念せざるを得なくなるのです。考えた方がいいよね。
というわけで、
私は今回どうにか出発できることになったけど、皆さんくれぐれも、準備はお早めに!
ここで皆さんにお伝えしたいこと!
私の周りで多い作家さんのほかに、editar(編集)もジャーナリストにされます。観光ビザは取れません。
もちろん、カメラマンもジャーナリストです。
何がひどいって、印刷屋さん、新聞配達員までジャーナリスト扱いされてしまうんだって!!
職業欄にそれを書いたら最後。
観光ビザより審査が厳しく時間が掛かるジャーナリストビザを強制的に取らされ「仕事しない旨」の誓約書を英語で書かなくてはいけません。
インドを渡航する際はお気を付け下さい!! (写真がノースリーブでもダメよ(涙) 裸に見えなくても!)
というわけで、どうにか無事に旅立つめどが立った!
しかし、こんな苦労は序章にすぎなかったのです……。
想像を超える過酷な旅のはじまりはじまり〜!
〈つづく〉
2013-08-28 16:24
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